こんにちは。
いとうじゅんこです。
補助金、
助成金、
融資、
って聞いたことがあるでしょうか?
「もらえるお金・・・?」
と答える方も多いです。
補助金・助成金・融資というもらえるお金についてお話しますね。
融資と補助金&助成金の違い
まず融資と補助金・助成金の違いについてです。
融資は金融機関から借りて返すお金です。
利子を含め返済する、いわゆる借金です。
融資は、申請して金融機関がOKすれば、すぐに貰えます。
それに対し、補助金・助成金は、
申請した事業が終わってから経費を精算する、
という流れなんです。
つまり、後払いです。
だから、手持ちのお金で先に払わなくてはならないのです。
また、補助金・助成金は、使える経費項目は決まっていますし、
しかも使った経費の全額が貰えるわけではありません。
それぞれの補助金・助成金にもよりますが、
貰えるのは最大でも自分が支払った経費の2/3ということも多いです。
補助金と助成金の違い
次に、補助金と助成金の違いです。
実は、明確に定義は決まっていないんです。
一般的に、助成金は、厚生労働省が出すもので
雇用等の人に関するものが多いです。
補助金は、多くは経済産業省やその他地方自治体や財団などが出すもので、
事業に関するものが多いです。
また、厚生労働省が出す助成金は、条件がそろっていれば貰えますが、
経済産業省が出す補助金は、事業計画を審査されて通過した場合のみ貰えます。
補助金の採択率は平均して4割程度です。
意外に低いです。
また、助成金は長期間(随時だったり)申請期間があるのに対し、
補助金は、定められた短い一定期間(一ヶ月ほどだったり)しか申請できません。
注意!その経費、補助金使えないかも
補助金の対象となる経費って、使い道が指定されています。
なんでもかんでも補助金で賄うことはできません。
それぞれの補助金の内容に応じて、使い道が決まっていて、それ以外での経費は補助金の対象にならないので、
自分が欲しい補助金の詳細は要チェックです(公募要領というのに記載があります)。
それと、もう一つ補助金をもらう上で大事なことがあります。
補助金の採択が決定した後、補助金の対象となる期間に経費とする必要があることです。
つまり、補助金の採択が決まる前に経費として使った分は対象外になってしまうのです。
補助金をチェックする時は、補助金の対象となる経費の種類と時期は欠かさず確認してくださいね。
補助金のシーズン
補助金は、国や地方自治体の予算によって決まるものなので、
毎年1月くらいに大枠が決まり、
早いもので2月くらいから公募が始まります。
貰えたらとても嬉しい補助金ですが、
年間通して数ある補助金のうち、
自分で使える補助金を探すのも一苦労です。
専門家に相談するのもいいですし、
自分で探すとしたらこちらのどちらかのサイトがいいです↓
●中小企業庁の「ミラサポ」補助金・助成金ヘッドラインのページ
賢く活用!
補助金・助成金を賢く使って資金調達したいですね。
あくまで後払いなので、
補助金・助成金をあてにした事業計画をしてしまうと苦しくなりがちです。
また、補助金助成金をもらうためには書類も多くなるので、
その書類作成のコスト(自分で作成の場合の労力や専門家に作ってもらう費用とか)を
考える必要があります。
基本は補助金・助成金に頼らない事業をした上でのプラスアルファとして活用するのが、
賢い使い方だと思ってます^^