こんにちは。
いとうじゅんこです。
今日は個人事業主で初めて経理をやるという方に向けてのお話をしますね。
何事もやる前に全体像を掴めると、自分の行動が何に繋がっていて、何のためにしているか分かるので、無駄な行動や労力をかけなくなり効率アップします。
やらなきゃいけない経理、ルーティンワークにしてササっとやりましょう!
個人事業主の経理の一年の流れ
「税金とか確定申告とか経理とか全部よくわかんないです」という状態の方は、まずは経理の流れを掴みましょう。
1年に一回、毎月、毎日、とやることは違います。
日々やること
経理の基本となる日々の記帳です。記帳とは、帳簿という記録をつけることを言います。
主に日々の経理でやることは、
・経費などを現金で払った、売上代金を現金で受けとったという、現金の出入りがあった時には現金出納帳に記帳する(銀行口座で振り込みなどをするなら預金出納帳)。
・売掛金・買掛金がある場合はそれも記帳します。
・日々支払いをして受け取る領収書の管理
ということです。
日々の経理は記帳というただの作業です。
現実的に、毎日やるのはしんどいという人も多いと思います。
なので、毎週金曜日の仕事終わりに必ずやるとか、ルーティンワークに組み込んでしまうのがいいです。一年分貯めると、確定申告の時期に大変な思いをします・・・
別の発想をすると、日々の記帳はただの作業なので、本業に集中したいときは外注して誰かにお願いしやすい業務の一つです。
自分しかできないことに時間を使うことが経営者の役割ですから、自分じゃなくても誰がやっても同じ結果が得られる作業はどんどん人に依頼して、自分のキャパを空けておきましょう。
今うちの行政書士事務所では記帳代行業務は新規受付はストップしてますが、日々の記帳業務は税理士事務所以外にも行うことができます(注:確定申告書類作成を依頼できるのは税理士さんだけです)。
売上アップや事業拡大をしたいなら、自分にとって料金・内容が良い外注先を検討してみることをお勧めします。
一ヶ月に一回やること
月次集計をして資金繰りを考えたり、従業員がいたら給与計算や源泉所得税の納付をします。
一人で事業をしている場合は、一ヶ月に一回に何かするということは少ないかもしれません。
でも、経理の本来の目的って、現在の資産状況をリアルタイムで把握し経営に活かすことなので、
うちのコンサルメンバーさんには必ず月次報告を欠かさずしてもらっています。
最低限でも次の四つは毎月月末または翌月月初に数字として出すことが、経営悪化を未然に防ぐためには必須となります。
1.売上
2.経費
3.利益
4.その月の自分の稼働時間
この4つを捉えることで、自分の現在地が分かります。
人間って感情の生き物なので、その時の感情で現状が良く感じたり悪く感じたりします。
いちいち感情がぶれてたら事業経営はやってられなくなるので、数字で表せるところは数字で表して客観的視点を持つ材料とします。
数字は嘘をつかない、裏切らないので(笑)、数字との付き合いが上手になることが経営力アップに欠かせません。
一年に一回やること
一年に一回やるのが、確定申告です。
確定申告についてはこちらの記事をどうぞ↓
「確定申告って何?個人事業主で収入が少ないけどやらなきゃダメ?」
確定申告の時に、「税金が~」「控除が~」という話になります。
確定申告に伴って、減価償却や商品がある人やモノづくり作家さんなど材料のある人は棚卸をする必要があります。
ホントにめんどくさいのって実は一年に一回なんです!
経理は慣れ!
経理は慣れ!!
ですホントに。
言葉になれないとそれだけで「あ、苦手!」と感じるかもしれませんが、英語の英単語を覚えるように自分の業務で必要になる経理の言葉は、最初のうちに覚えてしまいましょう。
日々、毎月、毎年、業務内容が大きく変わらない限りは、経理は同じ事の繰り返しです。
やらなきゃいけないことはさっさとやっちゃいましょ^^
経理初心者さんは本を一冊読むことをおススメします。個人事業主の経理の本はたくさん出ているので、書店に行って自分にとって読みやすいものを選ぶと良いです。
迷ったらこちらの本、読みやすくて良いです↓
+αでこちらの本もいずれ読んでおいて損はないです↓
意外に自分で思っている費用が 経費じゃなかったりするかも!?
しれないので要チェックです!
あとは必須と言っていい会計ソフトは導入した方がいいです。
開業届を出したら会計ソフトを使い始めましょう。
詳しくはこちらの記事をどうぞ↓
「個人事業主に一番おススメの会計ソフトはコレで決まり!」